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リナックスの帽子RedHatLinuxを始めよう

LinuxというOS(オペレーティングシステム)があることをごぞんじでしょうか。
OSというのは、さまざまなソフトウェアを動かすための土台となるソフトウェアのことです。
WindowsやMacOSなどもOSです。

Linuxの特徴は高い安定性と信頼性を持ち、誰でも無料で使用できることです。
UNIXというOSによく似せて作られているので、サーバー用途にも使われます。

Linuxにもいろいろな種類がありますが、それはディストリビューションと呼ばれる、必要なファイル類をセットにしたパッケージの違いです。
ディストリビューションの違いは、基本的な操作、動作は変わりませんが、画面構成やGUIでの操作、用途などが異なります。

RedHatLinuxは、そのディストリビューションのひとつです。
他には、Vine Linux,Turbo Linux,Debian GNU/Linux,SuSE Linuxなどが挙げられます。

これから、RedHatLinuxをインストールし、使っていくための方法を説明していきます。
1台のHDDがありWindowsをインストールしてあるパソコンに、もう一台HDDを増設し、そちらにLinuxをインストールするという設定で進めます。
まず、Linuxをインストールしようとするパソコンを用意しなければなりません。 IBM PC/AT互換機、いわゆるDOS/V機、Windowsが動作するパソコンです。Macintoshではだめです。
RedHatLinuxは、X Window System というGUI操作で使う場合、同じスペックのWindowsマシンよりも動作は遅くなります。
そこそこのレベルのマシンでないときついでしょう。

例えば、次の環境ではとても使うに耐えない速度です。
<環境1>
CPUPentiumII 266MHz
メモリ64MB
HDD3GB
LANカード10BaseT
こちらなら大丈夫です。
<環境2>
CPUPentiumIII 866MHz
メモリ256MB
HDD3GB(パーティションのため)
LAN100Base-TX(100BaseTX同士でやり取りしたことないのでネットワーク速度に関してはわかりません。)
どちらとも実際に私の環境で、インストールしてみた結果です。
スムーズに動かすにはPentium3レベルのCPUと、128MB以上のメモリは必要だと思われます。
ハードディスクの容量に関しては、OSとともにいろいろなアプリケーションソフトも同時にインストールするので、3GBではぎりぎりといったところでしょうか。
なお、OSのデュアルブートに対応してますので、ハードディスクを増設してそちらに入れることもできますし、パーティションを分けて、Windowsと共存させることできます。

LANカードに関しては、100BaseTXが用意できれば10BaseTよりいいことは言うまでもありません。
Linuxはネットワークが得意分野ですから、スタンドアロンよりも、自宅のLANやインターネットに使ってこそ真価を発揮すると思います。

用意ができたら、電源を入れ、CD-ROMを入れます。このCD-ROMは3枚組みです。
雑誌の付録についていることが多いです。また、書籍では「RedHat Linux9で作る自宅サーバーfor Linux」(鈴木哲也著)という本にもついています。私はこの本を図書館で借りて、CD-ROMも一緒に借りて入手しました。
インストールの作業で気をつける場面がいくつかあります。
「ディスクパーティションの設定」では、「自動パーティション設定」を選ぶと、Linuxのインストーラーが自動的にスワップ領域やブート領域、メイン領域を区切ってくれます。
HDDが2台ある場合は、どれを使うかをチェックする欄が続いたページに出てくるので、「このインストールに使用するドライブを選択」の欄はLinuxをインストールしてもいいディスクだけにチェックを入れるようにしないとWindowsが消えてしまいます。
 その上は、「システムすべてのパーティションを削除」を選びます。これで、選んだHDD内のデータが消えてしまうわけです。
「ブートローダーの設定」では、Windows,Linuxのどちらを起動するかを選ぶ画面の設定をします。
この、「デフォルト」が大切で、チェックした方が、OS選択の画面で、なにもキー入力がない場合に起動します。チェックしなかった方を起動するには、OS選択の画面でカーソルキーで移動してEnterキーを押すことになります。
うっかりパソコンをつけた後にどこかに行ったりして、OS選択の画面を逃すことは多々あるので、自分が使う頻度が高いほうにチェックを入れるようにしましょう。
 実際にHDDにコピーする時間は、HDDの速度によってまちまちです。途中で、ディスク2,3への交換を求められます。
 <環境1>では、インストールサイズが2.4GBで、2〜3時間、<環境2>ではインストールサイズが2.1GBで、1時間ぐらいでした。Windowsよりはるかに時間がかかりますが、Windowsではその後にいろいろなドライバを入れ、ソフトを入れなければならないことを考えると、一度にすべてやってくれるLinuxもいいものです。
 コピーし終わったら、グラフィックカードとモニタの設定をし、画面の設定をします。
 そして、再起動すればLinuxが立ち上がります。
 
 初回起動時だけ、いくつかの設定項目があります。
 それを終えると、ログオン画面になるので、ユーザ名を[root]、パスワードはインストール時に設定したものを入れてEnterを押します。
 デスクトップが開くと、そこはもうLinuxの世界です。ご自由に楽しんでください。
 
 左下の帽子のマークから、設定をしたり、ソフトを起動したり、終了したりします。言ってみればWindowsのスタートメニューみたいなものです。
 
 まず覚えて置いて損はしないのが、Linuxでの日本語入力の仕方です。WindowsのMS-IMEの癖で「半角/全角」ボタンを押してしまいますが、Linuxでは[Shift+Space]を使います。シフトキーを押しながらスペースキーです。
 これを忘れると、インターネットでろくに検索もできません。
 
 インターネットは、Mozillaというブラウザが標準で入っています。
 接続に関しては、LANを組んでいて、ルーターがあればMozillaのプロキシの設定をルーターのアドレスにするか、Windowsのほうでプロキシをうごかしているなら、そのパソコンのアドレスを設定すればOKです。
 Mozillaは、Netscapeというブラウザの元にもなっていて、タブブラウジングやスライドバーなどIEにはない機能がいろいろあります。
 タブというのは、ひとつのウインドウに、複数のページを表示でき、それぞれを上部のタブをクリックすることで切り替えます。
 [編集]-[Preference]-[タブ式ブラウジング]の、マウスの中央ボタンをクリックしたときに、タブで開くチェックをすると、リンクをマウスのスクロールホイールでクリックすると、バックグラウンドで、タブとして開きます。
 いくつか連続して開いておき、順番に見て回るなど、一度使うと手放せない機能です。


 ○Webサーバーにする
 Webサーバーを作るには、Apacheというソフトを使います。インストール時に「WWWサーバー」の欄にチェックを入れなかった場合には、「パッケージ」から、追加インストールします。
 インストールしたら、Apacheの設定をするために、
 /etc/httpd/conf/httpd.conf
のパーミッションを書き込みできるように設定します。
rootユーザーで、chmod 644 /etc/httpd/conf/httpd.conf
と実行します。そうしたら、vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
と入力して設定ファイルを開きます。
DocumentRootの記述がある行を探します。Viですと、ESCキーでコマンドモードにした後、/DocumentRoot で、その行に移動します。
ここで指定したディレクトリが、ホスト名だけでアクセスされた場合に表示するディレクトリになります。
少し下の、
<Directory "*****">
****の部分も、DocumentRootで指定したのと同じディレクトリを入れて下さい。

すぐ下の、Options で、そのディレクトリの動作設定のためのパラメータを与えます。
SSIをつかう場合は[Includes]を、CGIをつかう場合は[ExecCGI]を、それぞれ記述して下さい。

CGIを、特定のディレクトリだけで使用する場合は、
ScriptAlias /cgi-bin/ "/var/www/cgi-bin/"
という行を検索し、""内を、CGIを置くディレクトリに変更して下さい。

CGIを、DocumentRootで指定したディレクトリ以下どこでも使えるようにするには、
ScriptAlias /cgi-bin/ "/var/www/cgi-bin/"
という行を検索して、先頭にシャープを付けてコメント化してください。
その後、
AddHandler cgi-script .cgi
という行を検索して、先頭のシャープを取り去って下さい。

これで設定は終わりなので、上書き保存して下さい。
DocumentRootで指定したディレクトリを作成していない場合は先ず作成して下さい。

WEBサーバーのスタートは、
グラフィカルユーザーインターフェースをつかっても、キャラクターインターフェースをつかってもおこなえます。
GUIで操作するには、[メインメニュー]-[システム設定]-[サーバ設定]-[サービス]を開き、httpdを選択して、「開始」ボタンをクリックします。
[httpd start successful]というメッセージがでれば無事起動しました。
CUIからは、ターミナルから
/etc/init.d/httpd start
と入力すれば、Apacheが起動します。

実際に動いているか確かめるには、DocumentRootで指定したディレクトリに、[index.html]というファイルを作成し、ブラウザでアクセスします。

テキストブラウザのlynxをインストールしてあるならば、lynx 127.0.0.1 と入力します。
そうでなければ、Mozillaを起動して、アドレス欄に127.0.0.1と入力してEnterします。

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