コンピューター100%

実践!LAN構築

パソコンを2台以上持つようになると、そのパソコン同士でのデータ交換が必要になってきます。
まぁ、最初のうちはフロッピーに保存して、読み込んでとやっているんですが、面倒ですし、整合性が保てないこともよくあります。
そこで、LAN(ラン)の出番となるわけです。
LANでパソコン同士をつなぐと、それぞれのパソコンのハードディスクにアクセスでき、直接ファイルを読み書きすることが可能になります。 とかくと簡単そうですけど、実際やってみると、結構面倒だし、やり方も分からないものです。
今回、私の家でLANを導入しましたので、その事を参考に、実際的なLANの組みかたを説明します。

家で使っているパソコンは3台ありますが、うち1台はマッキントッシュなのでここでは扱いません。
つなげようとしているのは、自作のメインマシンと、中古で買ってきた日立のパソコンです。
主にメインマシンを使うのですが、時々日立の方をサブとして使用し、その時作成したデータをフロッピーで交換するのもなんだかなぁということで、LANを組もうと思いたちました。

購入する機器
日立のパソコンの方は最初からLANカードがついていたのですが、メインマシンにはついていません。ということで、PCIスロット用のLANカードを1枚。
日立のパソコンについているLANカードは10Mbpsなので、買うのも10Mbpsでいいのですが、値段もあまり変わらないし、将来パソコンを買い足したときには100Mbpsが使えるという理由で、10M/100M両用のLANカードを買うことにしました。

そして、中継機機であるHUB(ハブ)です。これも先程と同じ理由で10M/100Mが混在していても使えるタイプを選びました。リピータハブ(イーサネットハブ)と、スイッチングハブという2種類があるのですが、この違いは、リピータハブは、データを関係のないパソコンにまで送ってしまうのに対しスイッチングハブはデータを該当するパソコンにだけ送るという点です。
このため、スイッチングハブの方が高価ですが、パソコンの台数が増えてデータの流れる量が増えた場合に速度がリピータハブと比べて落ちません。
私は、スイッチングハブを選択しました。
それと、ポート数といって、つなげられる最大数は、5ポートや、8ポート、16ポートなどがあります。最初は必要ないとおもってもだんだん増えていったりするので、多めのを選ぶといいかもしれません。
私は8ポートのものを選択しました。(2ポートしか使わないのに。)

それからケーブルです。
これはパソコンとパソコンとの距離に大きく左右されます。
私の家の場合、メインマシンが1階に、サブマシンが2階においてあるので、長いケーブルが必要でした。距離を物差しで計ってみると、だいたい16mぐらいだったので、20mのケーブルを買いました。これも、少し余裕を持つといいと思います。
種類はあまりありません。店においてあるのは、エンハンストカテゴリー5というもので、1000M(1G)のLANにも対応しているものがほとんどだと思います。(ケーブルだけ1Gbps対応しててもねぇ・・・)
そしてケーブルはもう一本必要です。パソコンとパソコンの間にハブを挟むため、パソコンからハブへのケーブルが計2本必要になります。
私の場合は、ハブは1階のメインマシンの上に置くので、2mと短めのケーブルを買いました。

それからおまけですが、壁をはわせるため、ケーブルを固定するための止具が必要でした。
LANケーブル用もあったのですが、ここだけは節約し、半額の値段の電話のモジュラーケーブル用のを買いました。これでもしっかり用をなしたので、どちらにしようか迷っていたら、モジュラーケーブル用で大丈夫です。
 ちなみに、8個入りと記載されているのに、10個入っていました。なんでだろ?

品名メーカー型番価格
LANカードcoregaFEther PCI-TXC 10M/100M850
ハブcoregaFSW-8A 8ポートスイッチング3,450
ケーブルELECOMエンハンストカテゴリー5 20m1,580
ケーブルELECOMエンハンストカテゴリー5 2m350
コードホルダーアーベル8個入り220
6,450

パソコンへのとりつけと配線
買ったLANカードをパソコンに取り付け、ハブを配置して、ケーブルを繋げる作業をします。
パソコンのカバーを開けて、PCIスロットにLANカードを挿しこみます。
そしてハブとLANカードのポート同士をケーブルで接続します。もう一方のパソコンも同じです。

ネットワークの設定 パソコンを起動し、取り付けたLANカードのドライバをインストールします。
私の場合、最初ドライバのインストールができませんでした。
おかしいなと思い、挿しこんだPCIスロットの位置をCPUに近い側のスロットに差し替えてみると、今度はしっかり認識され、インストールできたので、うまく行かない場合は、PCIスロットを変えてみてください。

IPアドレス
LANカードがインストールできたら、次にやることはIPアドレスの設定です。
これは、パソコン一台一台を特定するための番号なので、重複してはいけません。
設定方法は、[コントロールパネル]-[ネットワーク]-[TCP/IP -> LANカード名]のプロパティを開きます。
そして[IPアドレス]タブの[IPアドレスを指定]のラジオボタンを選択します。
そのIPアドレスの欄に、[192.168.0.1]-[192.168.0.255]までの任意の数を入力します。
先程も書いた通り、他のコンピューターとは違う数にしてください。
サブネットマスクは、[255.255.255.0]です。
こちらのサブネットマスクは接続しようとする二つのパソコンで同じに設定する必要があります。
この2つを設定したら、[OK]をクリックします。
これでIPアドレスの設定は終わりなので、XP以外のOSは[OK]を押して再起動します。
もう一方のパソコンでも、同じようにする必要があります。

ファイルの共有
 ファイルを複数のパソコンで共有するには、同じように[コントロールパネル]-[ネットワーク]を開きます。そして、[ファイルとプリンタの共有]をクリックして、チェックボックスにチェックを入れて[OK]を押します。
 もし、[ファイルとプリンタの共有]のボタンが押せない状態にある場合には、その上の[追加]をクリックします。
 出てきた[インストールするネットワークコンポーネント]に[クライアント]を選んで、[追加]をクリックします。
 そして、製造元を[Microsoft]に、[ネットワーククライアント]を[Microsoftネットワーククライアント]を選択して[OK]を押します。
 そうすると、ファイルとプリンタの共有ができるようになるので、先程と同じ手順で設定します。  2台ともこの設定を行えば、一応、ファイル共有が可能になります。
 ただ、最後に[コントロールパネル]-[ネットワーク]-[識別情報]タブを開き、コンピュータ名と、ワークグループを設定しておきます。
 コンピューター名はどのパソコンかを示すもので、[ネットワークコンピューター]を開いた時に表示されます。
 ワークグループ名は、どのパソコンも同じ名称に設定すると、簡単にアクセスできるようになります。

共有設定
すべての設定が終わったら、[ネットワークコンピューター]を開いてみてください。
コンピューター名が表示してあると思うので、ダブルクリックして開いて見ます。
まだなにも表示されてないと思います。実際に表示するには、どのフォルダを共有するのかを設定する必要があるからです。
共有したいフォルダを右クリックして、出てきたメニューから[共有]を選択します。
そして[共有する]のラジオボタンを選択します。[共有名]には分かりやすい名前を設定します。
そして[アクセスの種類]を[フルアクセス]にして、[OK]を押すと実際に共有設定され、[ネットワークコンピューター]-[コンピューター名のフォルダ]と入っていった時に、共有設定したフォルダが表示され、普通のフォルダと同じように操作できます。
これは、もう片方のパソコンでも同じです。
双方でドライブを共有設定することで、互いにすべてのデータを交換できるようになります。

FTPでのファイル交換方法
Windowsの共有は他のパソコンにあるファイルでもあたかも自分のパソコンにあるかのように扱えて大変便利なのですが、WindowsとMac,WindowsとLinux,MacとLinuxなどOSが違ったり、同じWindowsでもWin9x系とNT系ですらうまくいかない場合が多くあります。
その場合に相手のファイルを参照したいときに使うのがFTPです。
FTPは共有ではないので、相手のパソコンにあるファイルを一度自分のパソコンにコピー(ダウンロード)してから、そのコピーしたファイルを編集し、再び元のところへアップロードして上書きする必要があります。
というわけで、この方法では整合性を保つのには向いていません。(もっとも、ファイル共有であっても同時に開けば同じですが、FTPの場合はファイルが2つ存在するのでどちらが最終更新だっけ?という事態が起こりえます。)
ですから、音楽ファイルなど、編集する必要のないファイルを送りっぱなしにする用途に使えそうです。
やり方は、どちらかをFTPサーバーにします。FTPサーバーとしてはフリーで[TinyFTPDeamon]というソフトがありますのでそれを使わせてもらうと良いでしょう。
ユーザーを追加し、初期フォルダ(ユーザーがアクセスしたときに最初に表示されるフォルダ)を設定します。
ファイルの送り元の場合、共有したいファイルをそのフォルダもしくは下位フォルダに入れておきます。
もう一方のパソコンにはFTPクライアントが必要です。[FFFTP]などをインストールするか、なければ標準で入っているInternetExplorerでも構いません。
ファイルを持っていて、FTPサーバになっている場合、もう一方のほうからダウンロードします。
InternetExplorerで接続するには、[ftp://相手のIPアドレスorコンピューター名/]とアドレス欄に打ち込みます。
出てくるダイアログにFTPサーバー側で設定したユーザー名とパスワードを入れて、ログインすると、サーバー側のパソコンのフォルダが現れるので、ファイルを自分のフォルダにドラッグするなどしてダウンロードします。
ファイルを受け取る側がFTPサーバーの場合は、持っているほうがFTPで接続してファイルをアップロードします。
ダウンロードのときと同じようにInternetExplorerのアドレス欄に、[ftp://相手のIPアドレスorコンピューター名/]と入力します。ログインした後、「マイコンピュータ」などから該当するファイルまたはフォルダを、InternetExplorerのウインドウ内にドラッグしてアップロードします。

その他のファイル交換方法
 その他にも普段インターネットからWebページはもちろん、画像、MIDI、フリーソフトやデバイスドライバをダウンロードするときに使われるHTTPを使う方法があります。ApacheなどのWebサーバーをインストールして、[DocumentRoot]で示される公開するディレクトリ(フォルダ)以下にダウンロードさせたいファイルを置くことでそのファイルへのURLを入力してダウンロードすることができます。
 逆に、Webサーバーが動いているパソコンにファイルを送りたい場合は、そのようなコマンドもあるのですが実用的ではありません。
 CGIなどを使ったファイルアップロード機能を使えば相手のパソコンにとりあえず送ることができますが、フォルダを指定できないなどの不便さが残ります。HTTPはファイル共有、交換よりも一方的に配布する用途に向いているといえます。
 ほかにも、メッセンジャーやチャットソフトについているファイル交換機能を使う方法もあります。

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