コンピューター100%

ウイルスW32.Bugbear@mmとの戦い

 「友人がウイルスに感染したみたいなので来てほしい」との電話を受けたのが午後7:30分だった。
どうやら私のいとこにあたる通報者の友人のパソコンにウイルスが感染したらしい。その人とは面識は無かったが、名前は聞いていた。これは助けに行くしかない。
 通報を受けてすぐさま出動!と言いたいところだったのだが、少し用事があってその30分後の8:00に現場に到着した。

 その人はメール経由で感染してしまったらしい。そしてそれに気がついたのが、その人からのウイルス付メールを受信した人からの電話だったという。そしてパソコンショップで「ノートン・インターネットセキュリティー」を購入してインストール済みだった。
 話しを聞いてみると、インストールは出来たものの、ウイルス駆除ができないという。

 そこで「ノートンアンチウイルス」を起動してウイルスチェックをはじめる。
 しかし、なんと、最初の1秒間動作しただけでアンチウイルスは画面上から姿を消してしまったのである。
 それは何度やっても同じだった。起動して数秒すると消えてしまう。これはウイルスの仕業だ。ウイルス駆除ソフトを作動させないとはやるじゃないかこのウイルス。っていうか感心している場合じゃない!めちゃめちゃたち悪い。ウイルススキャンできないとなるとこれは痛いぞ。なんのためのウイルス駆除ソフトなんだ、「ノートン・アンチウイルス」。ウイルスに完璧に負けてるじゃないか。発見、削除できないならともかく検索すらさせてもらえないとはあ〜悲しい。

 こんなときに助けとなるのがインターネット。実際はウイルスに感染していることがわかった時点でインターネット接続は避けたほうがいいけど、この場合家に一台しかないしアンチウイルスがあの状態だからインターネット接続しなければにっちもさっちも行かない状態だったので仕方ない。

 とりあえず、シマンテック社のホームページにアクセスしてのん気にユーザー登録を済ませる。

 そしてネット上でウイルススキャンができるらしいので、それを試す事にした。ActivXという技術を使用してプログラムをダウンロードして実行するタイプで、手軽にできる。
 しかし、そのサイズがが1.5MBあったので、48000bpsの速度のモデムではダウンロードに15分近く費やす事になった。やっとダウンロードが終了し、ウイルススキャンに入った。それにしても遅い。たかだか15,000個のファイルをスキャンするのにどうして20分もかかるのだろうか?ActiveXって実は遅いのか?いや中身はプログラムだから変わらないだろう。ブラウザ経由だからかもしれない。
 紅茶を飲みながら待ったスキャンの結果は、感染ファイルが3つあった。ウイルス名は当時最新のW32.Bugbear@mmだった。

 こいつが犯人か。やっと突き止めたぞ。犯人を特定したため、作業は捜査から駆除に移った。

 トップページにW32.Bugbear@mmについての詳細な情報が載っていたので調べたところ、このウイルスはメール送信型ウイルスということだ。そして、共有フォルダを解放し、侵入するためのバックドアを設置する。
そして、このウイルス専用の駆除ソフトがあったので、それをダウンロードして、削除してくれという願いを込めて実行した。

 今度は成功だった。このソフトは消されることなくファイルをスキャンし、無事感染ファイルを削除してくれた。対ウイルス戦、最初は負けたが、このソフトのおかげでわれわれは勝利を収めることができた。
 ウイルス定義ファイルを最新のものにアップデートして、先ほどは役立たなかったアンチウイルスを使って完全なファイルチェックを行った。感染ファイル0。OK。

 自分のパソコンからはウイルスは駆除されたが、まだやることは残っている。他にもウイルスをばらまいてしまったと見られる人への連絡だ。実はこちらの方が大変かもしれない。人との関係がものをいう人にとってウイルス入りのメールを送るという行為は信頼を失いかねない。やはり、ウイルスに感染してからあわててソフトを買いに走るのではなくて、日ごろからウイルス対策ソフトを起動させておくべきだろう。
 ウイルスソフトは少々値が張るが、ファイルを失うことや、顧客や友人にウイルスを感染させてしまうことに比べればはるかに安い。まだ対策をせずにインターネットやメールを使っている人は対策を講じた方がいいだろう。

 今回のウイルス駆除は、私にとっても勉強になった。ウイルスはどんどん新しいのが出てきて、それを駆除するためのソフトが出る。しかしそれを回避するための亜種などがまた出まわる。そしてそれは終わらないいたちごっことなっていく。こうした苦労をさせるウイルスがなくなる日は来るのだろうか。
 ワクチンソフトを作っている会社がウイルスを作っているという噂もある。もしそれが本当だとしたらウイルスがなくなる日はこないだろう。会社が繁栄するためにはどうしてもウイルスが必要だからだ。
 しかし、それはないと私は思う。ウイルスを作ることは犯罪だし、リスクが多すぎる。個人ならまだしも会社単位では発覚した場合に損害が極めて大きい。ただ、ウイルス駆除ソフトを作る関係でウイルスを作ることができる技術はあるだろうから、その使い方を誤るようなことがあってはならないだろう。
 これからも「シマンテック」や「トレンドマイクロ」といった会社にはがんばってもらいたいものだ。

シマンテック
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