コンピューター100%

ADSL導入記

電話代がかかるという理由でインターネットは週1時間だけ。
いつでも接続時間を気にしながら急かされインターネット。
速度が遅い。ADSLが遅い遅いと嘆いている家より確実に遅い。
速度は約5Kbps。ね?5MBのファイルをダウンロードするにも一大決心。

我が家ではモデムでのダイアルアップ接続でインターネットは1年半前ぐらいからやっていました。
しかし、上に挙げたような状況ですから、前々からADSLにしたいという願いは相当なものでした。
ただ、月額がかかるということで学生時代はあきらめてたのが、社会人になって収入が入るようになれば話は別。
仕事に必要ということもあって、やっと私も念願のADSL導入を決めました。

このページでは、ADSLの申し込みから設定→接続、100%使い切る方法、高速化チューンアップなどを随時追加更新していきたいと思います。

プロバイダ決め

方法は大きく分けて二つぐらいありました。
1.NTTのフレッツ・ADSLと、プロバイダのフレッツ・ADSLに対応したプランの組み合わせ
2.回線提供業者がプロバイダ業務も一緒に行うプラン

私が選んだのは2です。
1なら、プロバイダをいろいろ選ぶことができていいのですが、逆にどれを選んだらいいのかわからないのと、複雑そうだったのでやめておきました。
2ですと、Yahoo!BB(以下YBB)とかTNC(TOKAI)があります。
 私としては、YBBは以前は検討対象だったのですが、個人情報のずさんな管理が発覚してからは、候補からはさっぱり消えました。
 TOKAIというのは、東海という名のとおり、静岡県で回線提供兼プロバイダ業務も行っている会社です。
 全国展開していないので、静岡県以外の方は名前も聞いたことがない方が大半だと思います。
 ただし、シェア的には結構多く、周りにもTNCユーザーは多いので、それが選んだひとつの理由です。
 もうひとつの理由にTNCユーザーの知人宅にOSのインストールに伺ったときのいい印象があるからです。というのは、OSのインストール後、インターネット接続から復帰させようということになりました。私は、ADSL=PPPoE接続と思い込んでいたので、ADSLといっても接続先のアクセスポイントやユーザー名パスワードが必要だろうと思ってそれらの情報を探し回っていました。
 CD-ROMのADSL設定ツールなどを実行して見たものの接続のアイコンは「ネットワークとダイアルアップ接続」のウインドウに作成されません。
 ほとほと困りかけていたところにインターネットエクスプローラーをふと立ち上げて見るとなぜかMSNが表示されています。ADSLモデムのほうで接続が確立していたのでパソコンで明示的に接続しなくてもインターネットに接続できていたのようです。
 拍子抜けしましたが、この手軽さは受けました。フレッツ・ADSLではこうは行かないのではないでしょうか。

 というわけで、プロバイダに関するする限り、静岡県外の方には意味のない情報となってしまいますが、静岡県の人にとっては参考になる情報になるとうれしいです。

TOKAIへ申し込み (2004/04/05)

 まずプランを決めます。
 通常のADSLパワーラインですと、スタート1L、スーパー12、プレミアム40が選択肢になります。
 それぞれの論理最大通信速度(上り/下り)がスタート1L(1Mbps/512Kbps)、スーパー12(12Mbps/1Mbps)、プレミアム40(40Mbps/1Mbps)となっています。
 早ければ早いほどいいのですが、そこは価格の差が出ます。
スタート1L3,827円
スーパー124,457円
プレミアム404,562円
 (2004/04/05現在) ※これは、基本使用料+多機能モデム/IP電話対応モデムのレンタル料+NTT回線使用料の税込価格です。

 また、プレミアム40のプランにしても40Mbpsは出ないところがADSLの落とし穴です。
 実際の速度は家からNTT収容局までの距離に大きく依存します。
 距離が長くなればなるほど信号は減衰していくので伝送損失が大きくなっていきます。
 この伝送損失が速度のかぎを握っています。

 NTTのページから、家〜NTT収容局までの距離と伝送損失の値を調べることができます。
 http://www.ntt-west.co.jp/open/senro/senro_user_index.html
 私が調べて見たところ、距離は2060m、伝送損失が34dBでした。
 2km・・・。予想していた値よりは小さかったものの希望よりは大きいといった感じです。

 そして得た値をTOKAIのホームページのプラン選択のページに掲載されている伝送損失と速度との関係を表したグラフに当てはめてどのくらい出るのか確認します。
 私の家に当てはめて考えて見ると、期待できる値は8Mbps弱。1秒間に1MBの情報をダウンロードできる計算です。実際にはその半分(500KB/S)ぐらいでしょうね。
 まぁ、ADSLなんてそんなもんでしょうね。速さ的には十分でしょう。
 論理値の40Mbpsがでたら5MB/Sになるので実測予想値は論理値の1/10といったところでしょうか。開通したら早速スピードテストを行ってみたいです。

 この距離結果計測から行くと、1Mのプランではプラン速度がネックになるのでだめですが、12Mと40Mなら余裕があります。
 実際に出るのは8Mbpsなので通常は12Mのプランにしておけば大丈夫だと思うのですが、でも実測で12Mbps以上出る事だってあるかもしれません。
 朝方なら結構速度が出るらしいですし。(4時から8時ごろが狙い目)

 そんなときに12Mで制限されてしまうのはもったいない。差額にしても100円ぐらいなら。
 と私は思ったのでプレミアム40にしました。

IP電話を申し込むか

 迷うかもしれないのがIP電話を申し込むか否かです。
 TOKAIのIP電話は「TT−PHONE」という名称です。
 2004/04/01から基本料が無料になったので必要なのはIP電話機能がついたモデムのレンタル料だけです。これは、基本のモデムとの差額294円ですみます。
 私は申し込みました。
 理由としては月約300円でもうひとつ電話番号がもらえるのは安い。
 相互提携しているISPのIP電話同士ならば通話料無料(話す人は今の所いない)。
 概して通話料が安い。

 IP電話が使用に耐えうるかどうかは使ってみないとわかりませんが、自分用の電話番号と専用の電話がもてるというのはちょっと魅力だったんで試してみたいという気持ちがありました。
 一般電話網(PSTN)用の電話機とIP電話用の電話機は一緒にすることもできますが、別にすることもできるので、これは結構便利です。

多機能モデムを申し込むか

 多機能モデムというのは普通のADSLモデムの機能に加え、IP電話が使え、無線LANカードをつけることにより、無線LANのアクセスポイントのようにして使えるモデムです。
 IP電話を申し込んだ場合には無条件で必要ですが、IP電話を申し込んでいない場合で、ノートパソコンを使ってインターネットに接続したい、という場合は考えてもいいかもしれません。ケーブルに煩わされなくてもいいからです。
 ただ、このモデムだけでは無線LANの中継局としては機能しないので、専用の無線LANカードが必要になってきます。
 いつ返却するかわからないADSLモデム専用のカードを購入するよりは、汎用の無線LANアクセスポイントを別に購入して有線でADSLモデムにつないだほうがいいかなぁ?なんて思ったりはします。

その他決めること

 電話共用タイプか、専用回線タイプのどちらにするかの選択ですが、通常なら電話共用でいいと思います。
 専用回線タイプだと宅内工事が必要になり、9,500円+実費がかかります。この「実費」、いくらかかるのかわかりませんが、結構かかりそうですし。

 また、メールアドレスの候補も3つまで考えておきます。
 わたしは和英辞書をぺらぺらめくって、美しい単語を選んでみました。
 多分このメールアドレスは使わないと思うので。

 支払方法はクレジットカード、銀行引き落とし、郵便局引き落としの3つから選べます。これはもう好みの問題でしょう。私がとやかく言うべきではありません。
 ただ、クレジットカード決済ならオンラインで申し込むことができるのはひとつメリットでしょう。たぶん印がいらないからでしょうね。

 これらのことを決定したら申し込みです。
 クレジット決済で、すでにインターネット接続ができる状態ならオンラインサインアップが早いとおもいます。
 そうでない場合は電気店などの店頭に置いてある赤い表紙のパンフレットについている申し込み用紙に記入してそのままポストに投函すればOKです。

原稿執筆日は2004/04/05です。この後の進展に期待します。
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4/15日。申し込み用紙があちらに届いてから約1週間後、申し込み受理のはがきが届きました。
同一市内ですから、1日でハガキは届くと思うので、ちょうど1週間です。
ハガキには、これからNTTへADSLの回線申請手続きをはじめると記載されていました。
NTTの回線調査、どのくらいかかるんでしょうね。まだお役所気分が抜けてないとするとかなり時間がかかることは覚悟しておいたほうがよさそうです。
次のモデムなどが宅配便で来るのを待つとしましょう。
原稿執筆日は2004/04/15です。

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ADSLモデムのセットアップ

4/17日。申し込み受理のはがきがこちらに届いてから2日後、モデムが宅配便で送られてきました。
思ったより全然早いです。これには驚きました。NTTも結構やりますね。
ADSLをはじめるためのモデムやスプリッタ、ケーブルやマニュアル類がセットになって入っていました。
登録完了のお知らせの紙を見て見ると、ADSLの開通日が4/22となっていました。
申し込みから開通まで2週間という計算です。ものすごい時間のかかる以前のYahoo!BBなどの話も聞いていたので、そんなに待つという感じはしないのがうれしいところです。

箱に入っていたモデムをみていたらなんだかいてもたってもいられなくて、開通日はまだ先なのにモデムのセットアップをはじめてしまいました。
作業手順は大体次のとおりです。

  1. ADSLの設置場所の決定
    これが結構難しいところです。電源を供給でき、モジュラージャックからそれほど遠くなく、IP電話を使う場合は電話機とも近すぎず、離れすぎない距離に置く必要があります。パソコンともLANケーブルでつなぐ関係上あまり遠くないほうがいいですが、かといってパソコンの横ですとノイズの影響をもろに受けて速度が落ちますから適度に離す必要がありますし…。

    ただし、覚えておきたいのが、モジュラージャックから電話線でつないだモデムの距離が遠いより、パソコンからLANケーブルで繋いだモデムの距離が遠いほうが良いということです。LANなら規格上100m程度まで延長できますが、電話線でそのようにしたら明らかに減衰してしまいます。ですから電話線の長さはできるだけ短くしたほうがよいでしょう。
    TOKAIで使うモデムは基本的に縦置きです。特に、Aterm WD650シリーズは、本のような形の直方体なので、細長い隙間にすっぽり入ります。私の家では、縦置きスタンドは使わずに、棚の隙間にすっぽり収めました。
    モジュラージャックとも電話とも近く、電源も取れるのですが、ハブとの距離があるので、ケーブルを買ってきて壁を這わせる工事?をしなければなりませんでした。工事といっても画びょうでとめるだけですが…。

  2. モデムのルーター機能の設定
    一通りケーブルの接続が終わったら、モデムの電源を入れてみます。
    ケーブルとモデムを直に繋いでいる場合は2台のネットワーク、複数のパソコンをハブで集めて、ハブからモデムに繋ぐ場合はハブに接続されているパソコンとモデムのネットワークが出来上がります。

    このAterm WD650シリーズに限らず、TOKAIで使うモデムはルーター機能を併せ持っています。
    ですから、複数のパソコンをモデムに繋いでも、同時にインターネット接続が行えます。
    普通のモデムだけの機能ですと、別にブロードバンドルーターと呼ばれるものが必要になります。
    これが無いとネットワーク内のパソコンどれか1台しかインターネット接続が行えません。(プロキシサーバーとかを使う場合は別)

    モデムとのネットワークが組まれている状態で、ブラウザを立ち上げ、URLに[http://192.168.0.1/]と入力します。
    認証ダイアログが表示されるので、このモデムの場合はID,パスワードとも「admin」と入力して「OK」を押します。
    すると、「クイック設定Web」という画面になるので、ここからモデムやルーター機能の設定を行えます。
    私がとりあえず行ったのはDHCPサーバー機能をOFFにすることでした。
    「詳細設定」−「LAN側設定」−「DHCPサーバ」の欄の「使用する」のチェックをはずして「設定」ボタンをクリックしてから、左側の「登録」ボタンをクリックして再起動をかければ完了です。
    DHCPはパソコンにプライベートIPアドレスを動的に割り振るプロトコルです。
    これまでLANを組んでいて、プライベートアドレスを固定設定して運用していた場合、このDHCPによる動的な割り当てはプライベートアドレスが前もってわからないので都合が悪いことがあります。
    そのような状況だったのでDHCPサーバー機能はオフにしてみました。固定のプライベートアドレスを割り当てるときも、後々ルーターを繋ぐことがあるかもしれないと思い、[192.168.0.1]を空けておき、[192.168.0.2]から割り当てておいたのも幸いしました。
    その他の設定は開通してからおいおい試していきたいと思います。
原稿執筆日は2004/04/18です。

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ADSL開通

4/19(月)、予定の22(木)よりも3日も早く、ADSLが開通しました。
これには驚きです。工事予定日よりも3日も早く工事をやってくれるとはNTTも結構どころかすごいやりますね。
ADSLモデムのADSLランプが点滅から点灯に変わったら接続できています。
早速インターネットエクスプローラーを起動してみましたがホームページを見ることができません。
ルーターのDHCP機能をオフにしているからかな?とも思って[静的ルーティング設定]にプライベートIPアドレスを設定してみましたがダメでした。
PINGテストでDNSサーバーにPING打ってみたらしっかり帰ってきたのでモデムはインターネットに接続されていることは確認できています。
結局はパソコンの設定が悪く、[ネットワークとダイアルアップ接続]の中のLAN接続のプロパティから「TCP/IPのプロパティ」を開き、デフォルトゲートウェイの設定をモデムのIPアドレスを指定し、DNSサーバーも合わせて指定することで解決しました。
複数のパソコンでLANを組んでいて、固定プライベートIPアドレスを割り当てている場合に、そのまま固定IPで接続する方法はまとめると次のようになります。

  1. ルーターのDHCP機能を切る
  2. デフォルトゲートウェイのIPアドレスをモデム(ルーター)のIPアドレスにする。
  3. 1,2でダメなら[静的ルーティング設定]にLAN内パソコンのプライベートIPアドレスを設定する。
原稿執筆日は2004/04/21です。

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